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HACCP導入と認証・認定取得にはどれくらいの期間と費用がかかる?

食品衛生法の改正により、HACCPの導入が制度化されることになりました。そのため、各々の食品等事業者では、どのようにしてHACCPを取り入れようかと検討していることでしょう。ここで大切になるのは、「HACCPを導入することと、第三者機関によるHACCPの認証・認定を取得することは異なるものである」という点です。

事業者内の人間だけでHACCPの導入を行うこと自体は可能かもしれませんが、それを第三者の認証・認定機関に審査してもらうことは自力だけではできません。認証・認定機関の審査員が必ず関与することになるからです。

それでは、HACCP認証・認定について確認していきましょう。

 

 

■HACCPの認証・認定団体とは

 

HACCPの認証・認定は、国際的に通用する規格であるISO22000やFSSC22000などの認証、自治体が認定する自治体HACCP認定制度、さらには、各種業界団体によるHACCP認定があります。

HACCP支援法による支援を受けるには、国が定める指定認定機関(業界団体)から事業者が作成した「高度化計画」及び「高度化基盤整備計画」の認定を受け、日本政策金融公庫の金融審査を通過する必要があります。

 

 

■HACCPの認証・認定の取得にかかる費用とは

 

HACCPの導入を行い、認証・認定を取得するには、どのくらいの費用が必要なのか、気になるところだと思います。しかし、これも事業者の規模やどのレベルの認証・認定を取得するのかによってかなり変わってきます。

ここでは一例として、国が定める指定認定機関からHACCPの認定を受けるための費用について考えてみましょう。

一般的には、まずHACCPの基本を専門的かつ詳細に学び、現場でHACCPシステムを構築・運用できるようになるため研修に参加することから始めます。国からの補助等もあり研修に参加しやすい環境が整っています。

そして、その研修を受けたHACCPの責任者が中心となりHACCPの導入を進め、最終的には、指定認定機関の審査を受けて認定の取得となります。この費用も各指定認定機関によって異なりますが、数十万円程度は必要と認識しておきましょう。

 

 

■HACCPの認証・認定の取得にかかる期間について

 

HACCPの認証・認定を取得するにはどのくらいの期間が必要なのかも、各事業者の衛生管理の状態によって大きく変動します。当然ながら、内部にHACCPの実務担当者がいる場合は、認証・認定までの期間は短縮されます。しかし、その場合でも数カ月はかかると思っておいた方が良いでしょう。

 

 

■HACCPとISO22000の違い

 

ここで再度確認しておきたいことは、HACCPとISO22000の違いです。あくまでもHACCPは食品を安全に管理する衛生管理手法のことです。必ずしも、第三者からの認証を受ける必要はありません。

HACCPにマネジメントシステムを取り入れ規格化したものの1つが、ISO22000になります。ISO22000は国際的な規格にあたり、認証機関による審査を受けることになります。

 

 

■まとめ

 

HACCPを導入して、さらに、認証・認定機関からその認証・認定を取得することは、その事業者の規模や取引先との関係性によって変わってきます。

そのため、まずはHACCPの研修を受けて、事業所内にHACCP実務者を養成し、自社にとってどこまでのHACCP導入や認証・認定を取得することが最適であるかを検討し、その費用とそれにかかる期間を考慮して、効率的な計画を立てていくことをお勧めします。

また、自社として不足しているところがあれば、外部のHACCPコンサルタントに相談し、支援を受けることも迅速かつ効果的にHACCPを導入するメリットとなるでしょう。

 

※本記事の内容は、2018年7月現在の内容に基づいています。

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