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HACCP導入後に期待できる変化・効果

食品衛生法が改正され、いよいよHACCPの導入が制度化されます。そのため、今後はHACCPを理解して導入し、さらに、それを効果的に運用することが重要となるでしょう。

食品等事業者は、「制度化されるので仕方なく導入する」という考え方ではなく、HACCPの概要と効果を理解し、仮に少しの投資があったとしても中長期的に売上をアップさせる仕組み作りをすることが重要です。

 

では、HACCPを導入することで、具体的にどのような変化や効果があるのでしょうか。今回は、そういった変化・効果について確認していきましょう。

 

 

■衛生管理レベルの向上

 

HACCPは食品の安全管理手法であるため、HACCPによって食品等事業者の衛生管理レベルは向上します。

HACCPは食品製造において、特に危険性が高い重要管理点をコントロールするものですが、そのHACCPが成立する土台には、日頃から行っている一般的衛生管理が必要とされます。

例えば、手洗いや清掃、さらに、調理器具の消毒を行う頻度なども、HACCP導入の際に作業手順として書式化することになります。

HACCPを導入するにあたり、その一般的衛生管理についても再度確認することになりますので、結果的に衛生管理のレベルは向上することになるのです。

 

 

■クレームの低減

 

クレームの中で最も多いのがゴミや髪の毛、害虫などが食品に混入してしまう「異物混入」です。

しかし、「異物混入」は一般的衛生管理を充実させることで減らすことができます。つまり、HACCPを導入することで、一般的衛生管理のレベルが向上し、それに伴い異物の混入などを未然に防ぐことができ、その結果としてクレームも減少していくということになるのです。

 

 

■消費者のイメージアップ

 

消費者は、安全で安心な食品を購入したいと考えており、食品衛生管理を重視している企業の商品は、自然と手に取られます。

HACCPによる衛生管理を行っているということは、食の安全管理をしっかりと実施していることの一つの証しともなるため、その情報を発信することで、食品会社自身のイメージアップにもつながるでしょう。

それに加えてHACCPに関連する認証を取得することで、より消費者や取引先からの信頼を得られることにもなり、結果的にブランド力の向上にもつながっていくのです。

 

 

■従業員のレベルアップ

 

HACCPを導入することにより、何が危害要因(ハザード)となるかを「見える化」することができます。そして、それを書面で管理することで、新人の従業員も「何がリスクであるのか」「また、それはなぜリスクなのか」を、すぐに理解することができるようになるのです。また、その危害要因(ハザード)をどのようにコントロールするかの手順もきちんと定められていれば、万が一逸脱した際の対処もスムーズに行うことができます。

こうすることで、今まで不明確だった作業手順が標準化され、従業員の衛生意識もレベルアップするのです。

 

 

■まとめ

 

食品衛生法の改正が国会で議決され、いよいよHACCPが食品業界全体に導入されていきます。

そのHACCPには、食品の安全衛生管理のレベル向上だけでなく、付随的な効果も期待されています。

例えば、衛生管理のレベル向上に伴うクレームの減少、また、リスクの見える化による従業員の衛生意識のレベルアップ、さらには、消費者や取引先にHACCPによる衛生管理を導入していることを情報発信することでブランド力の向上(それに付随する売上の向上)も見込めます。

こうしたHACCP導入による効果を理解し、自社にあったHACCPの導入やその他外部認証の取得を検討することが重要となってくるでしょう。

 

※本記事の内容は、2018年6月現在の内容に基づいています。

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