赤血球数 RBC (Red blood cell)


検査材料 血液

検査方法 自動血球計算器法 シースフローDC検出法

基準値  男性 430-570万/μl 女性 370-500万/μl

体内での赤血球の役割
 赤血球は肺でのガス交換を通して、組織への酸素供給ならびに、組織からの炭酸ガスの運搬・排出をしている。

異常値の臨床的意義 

赤血球数は貧血・多血症など赤血球造血に異常のある診断に重要である。貧血とは赤血球数またはヘモグロビン量が減少した病態をいう。貧血の原因には以下のものがある。@赤血球造血機能自体に異常がある。(再生不良性貧血など)A赤血球生成に必要な鉄やビタミンB12などが欠乏している。(鉄欠乏性貧血、悪性貧血など)B赤血球の膜や酵素に異常があり血球の崩壊が亢進している。(溶血性貧血など)C体外に喪失した。(大量出血)D体内での分布異常がある。(脾腫)赤血球数が増加した場合を多血症という。多血症の原因には以下のものがある。@真性多血症A二次性多血症(慢性心疾患など)B相対的多血症(脱水による血液の濃縮、ストレス)


他の検査項目との関連

検査値は年齢(出生直後は,高値、老人では低値)、性差(女性で低値)、妊娠後半(循環血漿量が増加し、相対的に減少する)で影響をうける。健康人では、赤血球数、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値はほぼ並行しているが、貧血患者では成因により三者がそれぞれ特徴のある変化をとる。赤血球平均恒数(MCV、MCH、MCHC)はその三者より求められ、貧血の分類や診断に役立つ。


last up date; 31/03/00