尿 蛋 白


検査材料 尿

保存条件 すぐに検査する事が望ましいが、保存するなら冷暗所で。

検査方法 試験紙法(蛋白誤差法)

基準値  試験紙法では検出されません。試験紙の検出感度は10-20mg/dlです。

異常値の意義

正常尿中にも一日に40-80mg/dl程度の蛋白が排泄されていますが、基準値以上の蛋白が尿中に出現する場合にはいろいろな理由があります。まず、低分子蛋白が増加する場合があります。腎臓そのものに異常は認められなくとも、小さな蛋白成分が血中に増加すると腎臓の糸球体の"ふるい目"を容易に通過して尿中に移行します。小さな蛋白成分が増加する原因として、肝臓からの糖蛋白が増加する場合、腫瘍などによる異常蛋白が作られる場合、また、最も多いのが、体内細胞の破壊によってヘモグロビンやミオグロビンなどの低分子蛋白が増加する場合があります。過度の運動後などに蛋白尿が認められるのはこのためです。また、腎・尿路系に障害がある場合にも尿蛋白が認められます。腎臓でのろ過機能に炎症などの病変による 障害や腎での血流の停滞がある場合、また、腎・尿路系をとりまく血管やリンパ管が破綻した場合にも蛋白尿が認められます。


他の検査との関連

まず、どういう性質の蛋白が増加しているかを、尿蛋白とともに血清蛋白を分析します(蛋白分画)。それから、尿沈渣検査により尿中成分の分析を行います。また、腎機能検査として、血中の非蛋白性窒素化合物(BUN)、クレアチニンの測定も行います。


Last up date ; 22/2/00