γ−GTP
γ-グルタミルトランスフェラーゼ
(gamma glutamyl transpeptidase)

参考基準値   男:0〜70IU/  女:0〜50IU/L

測定方法    IFCC(JSCC)標準化対応法

生理的意義
γ-グルタミル基をペプチドから切り離し、他のペプチドに転移させる(アミノ酸代謝に関与)
酵素で、腎尿細管>膵臓>肝臓>脾臓>小腸>脳>心筋の順に存在する。

臨床的意義
γ-GTPは逸脱機序のほかに酵素誘導機序によっても血中に遊出する。またALP,LAPなどとともに胆道系酵素と呼ばれ、これらは肝内外閉塞時には同様の挙動を示し血中で上昇するがγ-GTPはこれらの中でも最も鋭敏とされるため胆道の閉塞機転に関しては最も特異性の高い血中酵素であるといえる。
・高値
 胆汁うっ滞性肝障害:胆道閉塞
 慢性の肝実質障害
 アルコール性肝障害:脂肪肝 慢性肝炎 肝線維症 肝硬変など
 薬剤性肝臓障害(フェニトイン,フェノバルビタールなどの薬剤)
 膵頭部癌
 心筋梗塞
 常習飲酒者


関連する検査項目
 肝胆道系疾患の場合はAST, ALT, LDHおよびそのアイソザイム, ALP, LAP, BIL, 総蛋白, TCH, TTT, ZTT など他の肝機能検査と組み合わせて経過を観察し必要に応じて画像検査を行う。特に胆道閉塞の場合にはALP,LAPに、アルコール性肝障害の場合にはAST, ALT, ALP, LDH に異常を認めます。飲酒を常習とする健常者やアルコール性肝障害患者などアルコールの影響が強く疑われる場合は禁酒後再検査を行う。非飲酒者、長期禁酒にもかかわらず高値の場合は肝胆道系疾患を疑い画像診断あるいは肝生検によるフォローをする。


last up date; 00/04/20