C R E クレアチニン(creatinine)
参考正常値 男:0.5〜1.2J/O 女:0.4〜1.1J/O

測定方法 酵素法

生理的意義
クレアチニンは筋肉細胞内で筋肉収縮のエネルギー源となるクレアチンリン酸として細胞内に存在するクレアチンから産生される代謝最終産物である。

臨床的意義
血中クレアチニンは腎臓の糸球体で容易に濾過され尿細管での再吸収・分泌は行われず尿中に排泄される。よって尿中へのクレアチニン排泄量は糸球体濾過率(GFR)を示し、糸球体濾過(腎臓)機能を反映する指標となる。ただクレアチニンはBUNとは異なり、腎外性因子の影響は少ないがGFRが50%まで低下してもなお正常域を示すため腎機能の指標としては鋭敏ではない
・高値
GFRの低下:糸球体腎炎,腎不全,うっ血性心不全
体内水分量の不足:腸閉塞,血液の濃縮,脱水
筋細胞増大:末端肥大症,巨人症
また肉食摂取や加齢でも高値になることがある
・低値
循環血液量(水分)が多くなり尿排泄量が増すような大量輸液,人工透析,尿崩症,妊娠など
筋萎縮:筋ジストロフィ,長期臥床の高齢者など

関連する検査項目
BUNとあわせて腎機能の判定をする
BUN:CRE比は通常10:1の関係にある
● 10:1以下の場合 腎臓に障害がある腎性の疾患を考える
● 10:1以上の場合 腎臓以外に障害がある腎外性の疾患を考える
また必要に応じて尿中CRE量や腎機能の把握としてより正確なクレアチニンクリアランス(CCr)の測定をする


last up date; 00/04/20