カンジダ・アルビカンス (Candida albicans

 無胞子酵母で、わが国では重要な病原真菌の一つである。しかし、健康人の皮膚、ふん便、気道分泌物からも検出される。


病原性
この菌種のみはケラチナ−ゼをもち、角質層内でも容易に増殖でき、舌炎、口角炎、外陰および膣炎などを起こす。とくに外陰、膣のカンジダ症は妊娠女性に発生しやすい。また、皮膚とくに指趾の間や腋下部に皮膚糸状菌感染に類似した病巣を作り、ひどいときには全身的に皮膚カンジダ症を起こす。
その他、深在性に、気管支、肺、胸膜、食道、胸骨、心外膜などに病巣を作ることがある。深在性および全身性カンジダ症は白血病などの血液疾患、内臓悪性腫瘍、肝疾患などの重篤な疾患に続発性に生じるのがほとんどである。

その他のCandida
ヒトから分離される菌種としては、本菌のほかに C. tropicalis、C. pseudotropicalis、C. krusei、C. parapsilosisおよび、C. stellatoidae などがある。


Last up date; 14/3/00