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検診実施状況
精度管理委員会
近年増加している肺がん
日本は胃がん大国と言われてきましたが、近年、胃がんによる死亡数は、やや減少傾向にあり、かわって台頭してきたのが肺がんです。
平成5年の統計によると、男性では死亡数が胃がんを抜き、第1位となりました。(男女総数では第2位)
肺がんの種類
肺がんは出来る部分によって肺門がんと肺野がんに大別されます。太い気管支に出来る肺門がんは、せきやたん、血たん、かぜ様症状など自覚症状が現れやすいのが特徴です。肺野がんは肺野自体が刺激に敏感ではなく、のどから距離も遠くなるため、あまり症状は現れません。このため、定期健康診断の方法も異なり、肺野がんは胸部X線検査、肺門がんは喀たん検査が行われます。
肺がん検診
早期発見で約90%が治る
肺がんは、がんの中でも治りにくいがんのひとつです。その理由は、他の臓器への転移率が高く、また発育の速度も早いからです。しかし、定期検診などで、早期の段階で発見され、手術を受けた場合、5年生存率は90%以上になっています。
胸部X線検査
肺野(肺の深部)にできたがんを見つける検査です。集団検診の検診車などでは、像を縮小した小さいフィルムにとる間接撮影法が行われ、その他では原寸大の写真を撮る直撮撮影が行われます。
喀たん検査
肺門(肺の入り口)にできたがんをたんの細胞診で発見します。この検査で陰性であっても、せき、たん、血たん、かぜ様症状が出たり、症状が長く続くときは、精密検査(気管支ファイバースコープ)をうけることをおすすめします。
肺ヘリカルCT
ヘリカルCTでは、広範囲にわたる部位を短時間で撮影することができ、しかも、従来のスキャン方法に較べて受診者の被ばく線量を軽減することが出来ます。
日常生活のアドバイス
最大のリスクは喫煙
肺がんは病気の比較的早い時期に発見されれば、手術などで90%近い5年生存率を得るようになりましたが、まだまだ手遅れになる例が多いのも事実です。肺がん予防はまず、日常生活で発がん物質をよせつけないことです。中でも肺がんにとって最大の敵は、やはり喫煙のようです。
全身に及ぶタバコの害
タバコのタールは肺がんだけでなく、全身にその害を及ぼす、強力な発がん物質を含んでいます。また、喫煙者本人だけではなく、周囲の人をも巻き込みます。
◎タバコを吸う夫を持つタバコを吸わない妻は、タバコを吸わない夫を持つタバコを吸わない妻より、肺ガん発生の危険は1.9〜3.4倍になるといわれている。
5年の禁煙でがん罹患率は低下へ
タバコを吸い始めた年齢が若いほど1日の喫焼本数が多いほど、がんの罹患率は高くなります。しかし、禁煙を5年以上続けるとその罹患率はタバコを吸わない人とほぼ同じレベルになるといわれます。
緑黄色野菜など野菜類を積極的にとりましょう
ビタミンA・C・Eは発がん物質の働きを抑える効果があります。緑黄色野菜、緑茶、豆類などに豊富に含まれていますので、積極的にとる心がけを。しかし、がん発生の原因がはっきりわからない以上、定期的な検診で早期発見、早期治療につとめることが大切です。
自己チェックをしてみましょう
40才以上である
血縁にがんに罹った人がいる
喫煙者で喫煙指数(1日のたばこ本数x喫煙年数)が600以上
6ヶ月以内に血たんがあった
緑黄色野菜をあまりとらない
大気汚染、環境汚染地域に長く居住している
有害物質取扱者(ヒ素精錬、六価クロムを扱うもの、粉じん作業者など)
放射性物質を取り扱う仕事をしている
レントゲン検査で異常を指摘された
たんの検査で異常を指摘された
肺がん検診を受けたことがない
上記の質問にあてはまる場合が多いほど、肺がん発生の可能性が高くなります。食生活や喫煙習慣は自分で改善できるものです。ひとつでもリスクを取り除く心がけをしましょう。
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